ゲームというニッチ分野において、新人クリエイターは無理ゲーなのか

「やってみた,遊んでみた」などのゲーム進行に合わせてゲーム実況をするスタイルは3~5年前はトレンドだった。しかし、ここ最近はそのトレンドは薄まっている。誤解を恐れないで言うのであれば、そのようなゲーム実況は流行遅れである、ということをまずは認識しよう。

ただ、極めて幸運でクレイジーな能力やスキルを持っていれば、成功の余地はあるが、かなり狭き門である。

競争は熾烈

何百万人もの人々がゲームで遊んでいるため、当然のことながら競争は激しい。
有名なクリエイターが続々と現れ、彼らは何百万回の再生回数を誇る動画を投稿する。
彼らによるスペース独占は動画レコメンドリストから推し量ることができる。

そのため、新しいクリエイターが彼らのように目立つことは難しく、ましてやバズることは困難な状況だ。だからといって、新しいクリエイターが有名なクリエイターのように成功を収めることは不可能だという意味ではない。

ゲームチャンネルを始める価値はあるのかという疑問はあるだろう。
シンプルにゲームが好きで、なんとなくゲーム実況したいなら、計画もなく始めてもいい。
ただ、有名になりたい、マネタイズしたいなどの野望があるなら、一度踏みとどまり、次の方法を参考に一度考えてみてほしい。

1.特定のゲームではなく、ターゲットとする視聴者に焦点を当てる

ゲームチャンネルを始めると、家にあるCS機、PCに保存しているゲームをプレイしたくなるかもしれまえん。例えば、人気があるということで、Fortniteをアップロードし、その数週間後にはマインクラフトのプレイ動画をアップロードしたりと言った具合に。つまり、コンテンツの乱立と言わんばかりにです。あるいは、何年もプレイしてきたゲームで高いランクに達した動画、モンタージュ動画をアップロードするといった手法があるかもしれない。

しかし、これから始めようとするクリエイターの方々は肝に銘じておいてほしい。

ゲームチャンネルを成長させたいのであれば、あなたがプレイしようとするゲームの後を追ってはいけない。代わりに、視聴者を追いかける。

一部のゲームは時間の経過ととも人気が低下する。これは視聴者の視聴習慣がほとんど変わらないためだ。

例えば、あなたを見つけた視聴者がForniteだったとしよう。その視聴者はFortniteが好きであなたのシャンネルに訪れた。次にあなたがバトルフィールドの動画をアップロードしたとしよう。最初に訪れた視聴者は、Fornite好きでたまたま運良くサブクライブしてくれたかもしれないが、次にアップロードした動画がバトルフィールドだったら、混乱するかもしれない。ターゲットとなる視聴者を念頭に置いているなら、かれらが視聴したいコンテンツを制作すること。そうすることで熱心な視聴者グループの構築の可能性が見えてくる。


これが最高のゲームコミュニティを作る方法だ。コミュニティとは、一種の共同体だ。
クラブ、部活、同好会もコミュニティだ。取り組むひとつのコンテンツを通じて、なにかを成し遂げる共同体なのである。

2 ゲームチャンネルに適した機器を入手する

ゲームチャンネルには、どのような機器が必要か。
正直に言うと、それほど多くはない。しかし、いくつかのアイテムを使用すると、動画づくりが楽しく、効率的になる。

いくつかアイテムを紹介しよう。

1 マイク:動画に自身の声を吹き込ないのであれば無くてもよい。日本ではゆっくりというロボットに語らせる動画のスタイルもある。ゆっくりを使った動画は、語り手が楽しくても悲しくても、落ち込んでいても、同じテンションの動画を作ることができる。一方で、ゆっくりは一部には受け入れない、耳に入ってこない、という方がいることもある。最近ではボイスロイドなるAIロボットもいる。これらを利用する手もある。また、自身の声、ゆっくりを使わず、テキストのみの動画というパターンもある。自身のスタイルに合わせて、これらは吟味しておこう。
ちなみにマイクを使うのであれば、ある程度の音質を確保できるマイクを選ぼう。マイクについては、初心者、マイクなどで検索すれば、いくらでも候補はある。

2 画面録画ソフト:ゲームをプレイするとき、CS機(PS5,Xbox,Nintendo Switchなど)であれば、画面を録画するための機器が必要だ。これについても、ゲーム画面、キャプチャーなどで調べれば、いくらでも見つかる。

3 Webカメラ:これはあなたがゲーム画面越しにあなたの姿を映す場合に必要となる。
日本では顔出しなどと言われるが、顔出しするのであれば必要な機器だ。

4 照明:3と付随するが、顔を出す場合には、あなたの顔が明るく見えるようにしよう。暗い画面にあなたの顔がうっすらと映し出されるのはある意味ホラーだ。視聴者を意識しよう。ただ、ホラーゲームしかやらず、ホラー好きを誇張するなら、やってもいいかもだが。

5 グリーンスクリーン:多くのゲーマーはライブストリーミングでグリーンスクリーンを使う。グリーンスクリーンはストリーマーの背後の背景が削除してくれる。

3 適切なチャンネル名を選択せよ

チャンネルに名前を付けることは、Youtubeで行う最も重要なことの1つだ。したがって、専門分野に関係なく、どんなチャンネル名にするかをリストにする場合、次の慣例に従うことをおすすめする。

綴やすい名前を選択する
覚えやすい名前にする
可能であれば、プレイするゲームや参加しているジャンルを名前に反映する
チャンネル名は70文字以下
関連するキーワードを使用したチャンネル名
冒涜的な言葉や攻撃的な言葉を使ったチャンネル名は避ける

成功したゲーマーの多くは、自分がプレイする主なゲームに基づいてチャンネル名をつけている。したがって、1つのゲームだけをプレイすることに決めた場合は、そのタイトルを使用して、チャンネルに固有のチャンネル名を付ける。

例1: ゼルダの伝説だけをプレイするチャンネル → 100%ゼルダ,ゼルダリアンなど
 ゼルダの伝説のチュートリアルを投稿する

例2: ポケモンGOのやり方、コツを共有するチャンネル → ポケGo,ポケGなど

4 「やってみた,遊んでみた」の罠を回避する

多くのゲーマーはYoutubeに「やってみた,遊んでみた」などの動画を投稿するのを好む。これは一つの趣向であり、彼らを責めることはできない。Youtubeは他の種類の動画とは異なり、楽しく作成でき、編集もTV局や映画、ドラマなどと比べれば簡単だ。
あなたがしなければならないのは、視聴者向けのコメントを吹き込みながら、ゲームをプレイしている自分を録画することだけです。視聴者向けのコメントとは、視聴者に役立つことを第一義に、プレイしながらの感想を含む。

「やってみた,遊んでみた」はとても楽しいものだが、大規模で確立されたチャンネルでない限り、この種のコンテンツからまともな視聴回数を得るのは困難だ。やはり、「やってみた,遊んでみた」というコンテンツは、ありふれていて、競争率が高い。人気コンテンツであるのは確かだが、始めたての頃は誰も自分のことを知らないため、小規模クリエイターは別の道を選ぶ必要がある。ほとんどの視聴者が探しているのは、チュートリアル、やり方やコツといったもので、「やってみた,遊んでみた」動画ではない。

5 ゲームコミュニティに参加してYoutube動画のアイデアを見つける

動画のアイデアをひねり出す作業は、Youtubeで成長する上で最も難しい部分だ。とはいえ、解決策はある。ゲームチャンネルを始める最良の方法は、他のゲーマーと一緒に始めることだ。他のゲーマーとつながることで化学反応が起きる。視点の違い、アイデアの共有などができる。

もちろんコミュニティに参加することで、情報の精査、アップデート情報の把握、整理、初心者がゲームに関して抱く疑問の把握などもできる。

6 継続的投稿

継続はチカラなり、という言葉があるように、継続的に動画を投稿することを自分自身と誓約することだ。Youtubeで視聴者を獲得し、増やすにはすくなくとも週に1本動画を投稿することが必要とされている。ただ常識はずれな投稿スケジュールは身を滅ぼす。燃え尽き症候群にはならないようなスケジュールが大事。学校、仕事、家族との時間のバランスをとるなどのスケジューリングを!

最後に、今回6つ上げたが、やらない後悔よりやった後悔、トライアンドエラーのスピリットが大切だが、わすれてはならないこと、調査に基づいた計画もしっかり行うことだ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました
inserted by FC2 system